五番街のマリーへ  

2004年 09月 04日


天気が崩れ始めた。
山霧が峠を覆う。

バイクに乗る旅人は、
どんなに雨がきつくても
どんなに峠が寂しくても
弱音を吐いてはいけない…

そんな意地があるものか。

私はひとりで山の中を走り続ける。
霧の中で、うたをくちずさむ。
同じフレーズをくり返しくり返し…