路地裏やネオンのはてにゆく二人

2005年 08月 03日


幸せな日々はあっという間に過ぎてゆく。それはあとから思うから言えること。

あの時は月に何度かの銀座通いが楽しい日々だった。

所沢のB医大の基礎研究棟に篭もっているのが何よりも居心地がよく、風呂も冷暖房もない江古田(練馬区)の下宿へは殆ど帰らなかったような記憶がある。

丸の内線を母校の前で下りずに銀座まで乗り越して有楽町のパブで落ち合い何を語ったのか。

彼女は銀座の一流の会社人。私は臭くて汚い学生だった。