翼をください;

2004年 08月 20日


遠く離れて4年間も再会をすることなく過ごした。
何度、あなたに逢いに行きたいと思ったことか。
でも、想像を絶する貧乏学生だった私にはあなたに逢いに行くお金が無かった。
せっせと毎夜毎夜、手紙を書いてポストに入れることが精一杯だった。

あなたは遠くに居て私を酔わせてしまうような人だった。
私は魔法の薬を飲まされたように、
そばにも居ないあなたのことを思い酔うのでした。

もしも神様が私の背中に翼を授けてくださったなら
いや
それでも私はあなたのところへと飛んでゆく勇気を持ちえたのかどうか。

叶うはずのない翼を欲しがっているだけで、
実は飛ぶ勇気を持っていなかったかもしれない私。

あこがれだけで、空を飛ぶ夢を見続けたのでした。

今、願いごとが叶うなら・・・・