6月21日号 夏至篇

ツバメが監視室のある3Fの窓の外にたくさん来る。テラスの手すりに止まってしばらくすると急降下してどこかに消えては、また別のヤツが飛んでくる。まだ、柄も小さく、きっと雛だろうと思う。飛び方を覚えたばかりのようすで、危なっかしい。嵐の風に煽られるように急降下してゆく。

そんなツバメの姿を見ていたあくる日、6月16日には今年最初の光化学注意報となった。「ええ?光化学スモッグって今でもあるんですか!」って驚かれたばかりだったのに。

今週は、台風6号が近づいてきた。6月の台風は珍しい。2,3日前に沖縄諸島付近にいた。今の季節だから九州の西側を通って朝鮮半島に抜けてゆくのかと思っていたが、予想に反して近畿地方にやってきた。金曜日や土曜日は確かに嵐の前の静けさで、風はややあったものの雨など降らず、日差しはきつく真夏のようだった。しかし夏のように湿気がないので意外とカラリとしていた。

ツバメの奴、やがて嵐が来ることを知っているのだろうか。横殴りの雨が必ずやってくる。でもどうにかなるだろう。6月の台風なんて聞いたことないよ。そう思っていたら、夏至の今日、台風6号は四国東部から紀伊半島を襲った。

風のおかげで光化学の恐れはないので、明日は台風一過で空気も綺麗となって、ホッとひと息できる1日になりそうだ。

今年はこの先の梅雨開け後が怖い・・・