育苗
わが家は自家採取していますので、毎年種籾は稲刈りの後に種取りをしています
自家採取をしてもう15年目ですから完全に当地の気候風土に合った稲になってくれていると思いますね
※ 稲はその栽培地の気候風土に合うようになるのに自家採取を繰り返して7年ほどかかるといわれています
購入種や購入した苗はその栽培地の気候風土に合っていると思うので、当地からあまり遠くの産地のモノは
まずいと思いますね
以前は塩水選を行っていましたが最近はタイガーカワシマ製の「だつぼーくん」TDS-100 を使っています
塩水選の場合との精度を比べてみたところほとんど同じでした
それに稲刈りと同時期に自家採取の選別が行えるので便利なのでだつぼーくんを使っています
選別した種籾は網袋に4キロづつ入れて保管しておきます
田植え日の決定は逆算の法則を使って決定します
今年のカレンダーを見て・・・
※ ゴールデンウイーク中に1回目の除草作業を行いたいので
除草日を決めてからほぼ1週間前に田植え日の決定をします
田植え日が決まると、必然的に
播種日(種まき日)
芽出し日
温湯消毒日
代かき日
田んぼに入水する日
耕起日
などが決まっていきますね
※ 米つくりはまさに逆算の法則ですね。
最初の作業温湯消毒
温湯消毒は専用機のタイガーカワシマ製 温湯消毒機 湯芽工房「YS-200L」を
使っています
温湯消毒は60度のお湯に10分間種籾を浸けて行いますが
終了後はすぐに水を入れた桶に投入して浸種という作業に入ります
浸種は積算温度100度~120度で行いますが桶の水は酸素補給のため毎日交換します
浸種終了後は芽出しを行います
播種日の2日前の夕方に芽出し器をセットしますが約15~16時間で鳩胸状態に
なるので翌朝午前9時ごろには完了するということですね
その後、農舎の梁に影干しをして翌日の播種に備えます
その後、ハウス内の苗場に平置きに並べて上から保温シートをベタ掛けします。
このときハウス内の温度は20度~35度をキープ厳守すること!
育苗期間は約30日程度の中苗にする
数日すると発芽してきます
保温シートは約1週間ほどで外してプールに水を入れて水深1センチを
保ちますが2週間ほどで水深3センチにそれ以降は苗箱の上1センチを
保ちます。
田植えの3日前くらいにプールの水を落として田植えに備えます。
田植えの何日前に落水するかは晴れ具合や風の吹き具合で多少調整します。
まぁ理想は田植え当日、苗箱が湿っているくらいが丁度いい感じですね