銀色夏生の詩集「散リユク夕ベ」
あの詩集は、
或る女の子が私と旅を始めた最初の日に
私にくれたものだ。
私たちは、
乱れ、縺れながらも
もっと遠くにある
未知な街まで旅しようと
誓い合っていたのに
詩集のページをめくったらそこは真っ白のページだった
・・・みたいな顛末で
憎みあい
罵り合い
別れてきたのだった。
それが伝説の
みちのくの別れのひとコマで
そのシナリオを完成させたら
君に真っ先に見せたいけど
僕がドラマを終わらせようとしないから
尻切れトンボのままなんです。