ダイアルの音が余韻に消える夜  

2005年 04月 24日


4年の歳月が過ぎようとする初夏のころ、春以来便りが途絶えていた彼女から手紙が届いた。消印は草加市だったので東京で働いているんだとわかったのです。

4年間を手紙だけで過ごした私にとって会える距離にいながら会えないのはこの上ない苦痛です。名字が珍しかったので何とか探し出せる気がして、すべてを番号案内で聞き出し、深夜にもかかわらず片っ端から電話をし「○○さんですか?」と聞く。

心臓が破裂しそうでした。

続く。