PSpiceのようにウィンドを介してのインタラクティブな方法であればそれほど設定は困難ではないが
コマンド文で与える場合には書式を理解しておく必要がある。
LT-Spiceでは、ツールバー右端opボタン→Spice Directive でコマンドを入力できる。
単語間はスペース区切りであり、文の冒頭にコマンドを示す”.”を忘れてはいけない。
.STEP DEC 部品タイプ モデル名 (パラメータ) 開始値 終了値 増分
値のリストで与える場合は、
.STEP 部品タイプ モデル名 (パラメータ名) LIST n1 n2 n3 n4 … の様になる。
あるいは、グローバル変数では部品のValue値を{変数}で定義した後、次の様に設定する。
.STEP PARAM 変数 LIST n1 n2 n3 …
記入例
.STEP DEC NPN Q2SD1408_CSC (Is) 1E-16 1E-10 3
.STEP DEC NMOS M2SK1440 (RS) 10m 100m 3
.STEP LIN NJF J112 (VTO) -5 -2 1
.STEP NPN Q2SD1408_CSC (Is) LIST 1E-16 1E-12 1E-9
.STEP NJF J112 (VTO) list -5 -4 -3 -2 -1
ネストスイープを行う場合の記入例
.DC LIN V_V1 0 30 10m LIN V_VGS -1.4 0 0.2
.STEP LIN NJF J112 (LAMBDA) 1m 10m 2m
各コマンドの詳細についてはソフトの解説書を参照すること。