<クリスマス・ソング>
クリスマスが近づくと流れてくる曲がある。
JRのTVCMに使われた山下達郎の曲だ。
♪きっと 君は 来ない ひとりきりのクリスマス・イヴ
silent night holy night
この曲はかなり前のものなんだけど、JRがCMソングとして流してから、爆発的に広まった。
そのCMをよくは知らないんだけど、ストーリー仕立てになってて、3年ほど続いたのかな。
人気のあったCMだったけど、JRは、宣伝効果は十分にあったとして、打ち切ってしまった。
利潤を追求していけば、そうなるよね。
僕はテレビをほとんど見ないから、関係ないんだけど、残念な気がするな。
毎年みんなが楽しみに待つようなCMなんて、めったにないのにね。
だけど、この曲の嘉門達夫の替え歌を聞いたときは、笑ってしまった。
♪きっと 君は 関西人 間違いなく関西人
さいでんなー ほーでんなー
<みかん>
冬は寒くてあたりまえ。
炬燵に入って食べる蜜柑がおいしい季節だ。
食べ過ぎると手が黄色くなるだの足の裏(?)や顔が黄色くなるだの言うけれど、実際はどうなんだろう。
足やら顔は知らないが、蜜柑を食べたときの自分の手を見て分かったことがある。
右手よりも左手の方が黄色くなっていたんだ。
その理由は、蜜柑の皮を僕が左手でむくからだった。
蜜柑をむくと、皮からプチプチと汁が飛ぶ。
目に入ると痛い例の汁だ。
それが、うっすらと黄色になっている。
それが手の皮を染めるに違いないと思った僕は、この仮説を実証するために、ティッシュで蜜柑を包んでむいた。
すると、ティッシュが黄色くなるけど、手は何ともなかった。
以後、僕の手は、蜜柑を食べても黄色くならない。
それにしても最近の蜜柑は非常に甘い。
僕が子供の頃は、すっぱい蜜柑がいっぱいあった。
緑色した蜜柑が甘いはずがなかった。
だけど、甘くする薬品や品種改良のお陰で今日の蜜柑ができあがった。
悪くはないんだけど、味がボケてるというか何というか。
単に甘いだけにしか思えない。
もう少しすっぱい蜜柑は、ないものかねぇ。
そうでないと気合いが入らないや。
<お正月>
今のお正月は、日本中で昔ほど大騒ぎはしなくなった。
紅白歌合戦の視聴率は高かったし、正月3が日は、ほとんどの店が閉まってたから、みんな家で遊ぶしかなかった。
TVゲームがなかったから、確かに独楽まわしをしたし、凧も上げた。
それで十分楽しかったんだ。
お正月というだけで楽しかったんだから。
炬燵で蜜柑を食べて、お雑煮を食べて、お屠蘇を飲んで、初詣に行って、お年玉をもらって、お正月を満喫しましょう。
<自分の部屋>
僕にも、とりあえず自分の部屋がある。
本棚があって、パソコンがあって、木刀があって、ギターが転がってる。
教室は公共の場だから、きれいじゃないと嫌なんだけど、自分だけの空間は、散らかっていてもあまり気にならない。
性格にもよるんだろうけど、きちんと片付いてる方が絶対いいはずなのにね。
努力しなきゃいけないと思ってる。
学生の時に、友達の家に遊びに行って、応接間なんぞに通されたりするとしらけたもんだ。
そこがどんなに素敵な応接間であっても、ちっともおもしろくない。
たとえ散らかっていたとしても、友達の部屋に入りたかった。
そこには、まだ僕の知らない友達の素顔があったから。
もっとよく友達を知ることができたから。
友達の家にどんどん遊びに行きましょう。
片道20kmくらいなら、自転車で十分行けます。
そこには、いろんな宝が隠されてるのです。
宝探しに行きましょう。
<読書>
子供の頃、僕はあまり本を読まなかった。
小説なんて作り話なんだから、何がおもしろいんだろうと思ってた。
かといって、作り物のTVや映画を見てたんだから、どうして矛盾に気づかなかったんだろう。
本を読まないことを正当化していたにすぎないんだろうね。
本は読んであたりまえです。
呼吸をするように、ごはんを食べるように本を読んでれば、趣味の欄に「読書」などとは記入しないだろう。
本には、あらゆることが書いてある。
知りたいことは、すべて本に書いてある。
本は、最高の先生なんだ。
そんな先生がいることに気づかず生きていくなんて、もったいないじゃないか。
自分の人生を10倍にも100倍にも、それ以上に楽しくしてくれることが確実なのに!
<宿題>
学校で出された宿題は、やるのが当然だ。
しかも、それは最低限のことだから、さらに勉強するのが当然だ。
やらなくても済んでいくからやらないというのは、論外。
仕事もせずに、生きていられるのは、学生だからだ。
学生は、勉強をしなくちゃなんないから、仕事することを免除されてるわけだ。
いつまでも甘えていてはダメだ。
勉強しなさい。
成績は悪くてもいいんだなどと負け惜しみを言ってみたって始まらない。
少しずつ努力をすることだ。
分かるようになればおもしろくも感じる。
そうして、分からないからおもしろい、分からないからやってみようと思うようにならなくっちゃ。
<退屈>
退屈だと思うことがある。
テスト勉強で忙しいときには、あれもしたいこれもしたいと思ってたはずなのに、いざ時間ができると、それらのことをしようとしない。
人間ってそんなものなのかもしれない。
だけど、やりたいことを今やっておかなきゃ、いつまでたってもできやしない。
忙しくなったときだけ、あれもこれもと思い続けて、一生を送るつもりかい?
不自由であるときには、自由を望んで、自由になってしまうと、どうしていいか分かんなくて、だれかが指示を与えてくれるのを待って、その指示に不平を言いながらも従うことによって、とりあえず退屈から逃れる。
そんな人生がおもしろいわけないだろう?
そうならないためにも、自分で決定して自分で行動することを、今から学習していかなくっちゃ。
<遊び>
とにかく、遊びましょう。
遊んで遊んで、飽きるまで遊びましょう。
中途半端に遊んでちゃダメだ。
遊びすぎて、もうしばらく遊びはいいよというくらいまで遊ぶんだ。
そうして、その後は、夢を見ましょう。
で、その夢を実現させるためには、1ヶ月後の自分、3ヶ月後の自分、1年後の自分、3年後の自分、10年後の自分、50年後の自分は、いったいどんな人間になっていればいいんだろうかと思いめぐらしましょう。
明日から冬休みです。
臨時増刊号
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