続けろ!
勉強しなくて良くなったら、まっさきに何がやりたい?
テレビを見る。
CDを聴く。
ゲームをする。
本を読む。
旅に出る。
ぼーっとする。
眠る。
友人と語らう。
それくらいかな?
とりあえず大学受験が終わったら、思う存分にそれらのことをするつもりか?
そのやりたいと思ってることは、本当にやりたいことなのか?
本気で取り組みたいことなのか?
そのことに対して情熱をもってるか?
やりたくないことをしなきゃいけないときはダラダラやるし、長くは続かない。
これをすれば立派な人になれるとか、一流大学へ入れるとか言われても、やる気の起きないものには本気になれない。
やる気さえ出せればやれるのに・・・って本当か?
これこそは、というやる気の出せるものってのがあるのか?
まだ出合っていない?
これから見つける?
あぁそうかい。
いつか見つかるといいねぇ。
好き嫌いにかかわらず、今までに本気で物事に取り組んだことのないヤツには、やる気を出して取り組めるものなんてあるもんか!
牛を水飲み場に連れていくことはできるけど、水を飲むかどうかは、牛の問題だ。
牛が水を飲もうとしない限り、水を飲ませることはできない。
やる気というのは環境じゃない。
自分自身の問題だ。
何事にも積極的に向かわなければ、自分の「本気」ということを忘れてしまう。
自分の「本気」を忘れたヤツが何かを見つけたところで、本気になれるわけがない。
どんなに好きなことであっても、それを続けていくことは大変だ。
好きなことを続けるためには我慢をしなくちゃならない。
我慢して我慢して、しかもいろんな誘惑に負けずに取り組んでいかないと、どんなに好きなことであっても続かない。
継続させること。
ただそれだけのことに大変な努力が必要となる。
計算してちゃダメだ。
どっちが得かだとか、この方が楽だとか、行動もせずにそんなことばかりに頭を使うから、何もかも中途半端になる。
10の努力をして10が得られるわけないじゃないか。
100とか1000の努力をして、やっと10を得ることができる。
10を持ってるヤツは、見えないところで、それだけのことをしてるんだ。
計算せずに、そういう無駄な努力と思えるようなことをしていると、コツといわれるものが分かるようになる。
コツなんてのは簡単なことなんだけど、それを頭で理解したところで役に立たない。
そのときはそれで良いかもしれないけど、応用がきかない。
失敗も成功も数多くの経験をしている者が、新しいことに立ち向かっていける。
ぼーっとしてる暇なんてないんだぞ!
ゆとりがほしい、温泉へ行きたい、その程度の癒しがほんとうに必要なのか?
その程度の癒しですむのだったら、さほど疲れていないのだろう。
本気で取り組みたいことが見つかったとき、本気で取り組める自分がいなくてはならない。
情熱を持って始めたとしても、情熱はお湯のようなもの。
暖め続けなければ、さめてしまう。
やりたいことをやり続ける。
そのためには、常に初心を忘れてはいけない。
自分を見失ってはいけない。
極真空手を創始した大山倍達は言った。
「自分を追いつめることだ。
崖っぷちにおくことだ。
そうすれば、限りない勇気と力が出てくる。
健康であれば必ず勇気は出てくる。
カネを失うことは小さいこと。
信用を失うことは大きいこと。
勇気を失うことは自分を失うことだ!」
まずは、毎日、健康であること。
健康というのは、肉体においても精神においてもだ。
病気しちゃいけないし、気に病むことがあってもいけない。
やらなければいけないことは、やらなければならない。
お前は、なぜそれをしなくてはならないんだ。
お前はそれを望んでいたんじゃないのか?
お前には目的があったんじゃないのか?
たしかうすぼんやりした目的があっただろう。
今からでいい。
その目的をもっともっと明確なものにして、続けていけばいいんだよ。ウン!
9号 お前がやれ!
◆ ◇ ◆
11号 足場を固めろ!
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