生命の教育研究所----今を生きるあなたに伝えたいこと

Contents

HOME 代表プロフィール 中学生・高校生のあなたへ 教員の方へ(教員を目指す方へ) 講演記録 ブログ

アジのタタキ 10号

イメージ写真

続けろ!
 
 勉強しなくて良くなったら、まっさきに何がやりたい?

 テレビを見る。
 CDを聴く。
 ゲームをする。
 本を読む。
 旅に出る。
 ぼーっとする。
 眠る。
 友人と語らう。

 それくらいかな?

 とりあえず大学受験が終わったら、思う存分にそれらのことをするつもりか?
 そのやりたいと思ってることは、本当にやりたいことなのか?
 本気で取り組みたいことなのか?

 そのことに対して情熱をもってるか?
 
 やりたくないことをしなきゃいけないときはダラダラやるし、長くは続かない。
 これをすれば立派な人になれるとか、一流大学へ入れるとか言われても、やる気の起きないものには本気になれない。

 やる気さえ出せればやれるのに・・・って本当か?

 これこそは、というやる気の出せるものってのがあるのか?
 まだ出合っていない?
 これから見つける?

 あぁそうかい。
 いつか見つかるといいねぇ。
 
 好き嫌いにかかわらず、今までに本気で物事に取り組んだことのないヤツには、やる気を出して取り組めるものなんてあるもんか!

 牛を水飲み場に連れていくことはできるけど、水を飲むかどうかは、牛の問題だ。
 牛が水を飲もうとしない限り、水を飲ませることはできない。

 やる気というのは環境じゃない。
 自分自身の問題だ。

 何事にも積極的に向かわなければ、自分の「本気」ということを忘れてしまう。
 自分の「本気」を忘れたヤツが何かを見つけたところで、本気になれるわけがない。
 
 どんなに好きなことであっても、それを続けていくことは大変だ。
 好きなことを続けるためには我慢をしなくちゃならない。
 我慢して我慢して、しかもいろんな誘惑に負けずに取り組んでいかないと、どんなに好きなことであっても続かない。

 継続させること。
 ただそれだけのことに大変な努力が必要となる。

 計算してちゃダメだ。
 どっちが得かだとか、この方が楽だとか、行動もせずにそんなことばかりに頭を使うから、何もかも中途半端になる。

 10の努力をして10が得られるわけないじゃないか。
 100とか1000の努力をして、やっと10を得ることができる。
 10を持ってるヤツは、見えないところで、それだけのことをしてるんだ。

 計算せずに、そういう無駄な努力と思えるようなことをしていると、コツといわれるものが分かるようになる。
 コツなんてのは簡単なことなんだけど、それを頭で理解したところで役に立たない。
 そのときはそれで良いかもしれないけど、応用がきかない。

 失敗も成功も数多くの経験をしている者が、新しいことに立ち向かっていける。

 ぼーっとしてる暇なんてないんだぞ!
 ゆとりがほしい、温泉へ行きたい、その程度の癒しがほんとうに必要なのか?
 その程度の癒しですむのだったら、さほど疲れていないのだろう。
 
 本気で取り組みたいことが見つかったとき、本気で取り組める自分がいなくてはならない。

 情熱を持って始めたとしても、情熱はお湯のようなもの。
 暖め続けなければ、さめてしまう。

 やりたいことをやり続ける。

 そのためには、常に初心を忘れてはいけない。
 自分を見失ってはいけない。
 
 極真空手を創始した大山倍達は言った。
 
 「自分を追いつめることだ。
  崖っぷちにおくことだ。
  そうすれば、限りない勇気と力が出てくる。
  健康であれば必ず勇気は出てくる。
  カネを失うことは小さいこと。
  信用を失うことは大きいこと。
  勇気を失うことは自分を失うことだ!」
 
 まずは、毎日、健康であること。
 健康というのは、肉体においても精神においてもだ。
 病気しちゃいけないし、気に病むことがあってもいけない。

 やらなければいけないことは、やらなければならない。

 お前は、なぜそれをしなくてはならないんだ。
 お前はそれを望んでいたんじゃないのか?
 お前には目的があったんじゃないのか?

 たしかうすぼんやりした目的があっただろう。

 今からでいい。

 その目的をもっともっと明確なものにして、続けていけばいいんだよ。ウン!
 
 
  

9号 お前がやれ!  ◆ ◇ ◆  11号 足場を固めろ!
 
トップへ戻る

 

リンク

Copyright(C)2018 生命の教育研究所 all rights reserved.