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アジのタタキ 3号

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自分らしく生きろ!!
 
 さんざん悪いことをしてる悪ガキが、「本当のお前は、そうじゃないだろう。もっと、自分らしく生きろよ」とか何とか言われて、「せんせ〜」って改心すると、お涙ちょうだいの学園TVドラマができあがる。

 多くの人々は、それを「良かった良かった」と思ってるんだろうけど、改心するのは一瞬で、ドラマの中で悪ガキが悪さをしてる時間の方が長いから、そっちの方が印象に残って、「こんな悪さがあったのか、今度やってみよう」等と考えるヤツがでてきても不思議ではない。

 でもって、現実にはそいつらが改心するわけでもなく、悪だけが広まってしまう。

 ドラマはあくまでもドラマ。
 事件が起こらなければドラマにならないから、派手な事件を起こす。
 「今日も平穏無事な日でした」というような警備員のお話は、ドラマにはならない。

 ドラマは、すべてが非日常なんだ。
 もちろん、ドラマに近いことは現実に起こるし、現実の方がおもしろかったりもする。
 だけど、考えてもみてよ、毎日毎日ドラマみたいな現実じゃ、疲れてしまうだろ?
 
 ドラマの中で改心するヤツってのは、悪ぶっているけれど「本当は良い人間だ」という前提がある。
 その前提がなければ、ドラマにもならない。

 悪いことをするのが大好きなヤツに、自分らしく生きられたら、まわりは大迷惑。
 だから、いつもダラダラしていたいというような向上心のないヤツとか、根っから悪いヤツに向かって、「自分らしく生きろ」なんて、誰も言いません。
 
 そこで、僕は君たちに問う。

 自分らしく生きてるかい?

 その髪型は君に似合ってるのか?
 その服装は君を表しているのか?
 そのアクセサリーは君を高めてくれているのか?

 その仕草をするのは君の体か?
 その言葉は君の口からでてくるのか?
 今しか見えてないその目は君の目か?
 何も考えていないその頭は君の頭か?

 君が見せようとしているもの、君が聞かせようとしているもの、それらすべてが君か?
 本当の君か?
 自分らしく生きている君の姿か?
 
 まわりの価値観に流されず、自分らしく生きるってことがステキなことだって知ってる?
 そうやって生きるから輝いてくるんだってことが分かってる?

 それが最高にカッコイイんだ!
 
 僕らは、社会の中に生きているから、自分を押し殺さなくてはならないときがある。
 誰だってそうなんだ。
 それを社会のせいにしてはいけない。
 俺は悪くないけど、社会が悪いんだなんて言ってるヤツは、100年前に生まれてたとしても、同じことを言うだろう。

 自分をもっと見つめなきゃ。

 自分という存在は、かけがえのないものなんだ。
 誰にとっても、それは同じ。

 この世に生まれてきた理由、生きている理由、そんなものが分からなくたっていい。
 今、生きている。
 今、存在している。
 それが一番大切なこと。

 自分の存在の代わりをしてくれる人は絶対いないんだ。

 自分が自分らしく生きている。
 ただそれだけで、じゅうぶんなんだ。
 素晴らしいことなんだ。

 このことが分かると、自分以外の人の存在の大切さも分かるから、他人を尊重できるようになるんだ。
 
 例えば、ものすごーく大切にしているおもちゃがあるとする。
 自分以外の人には、全く価値のないような物でも、自分にとっては、なくてはならないおもちゃ。
 それを持っている人は、他人が持ってるおもちゃがどんなものであっても、それをバカにしたり、笑ったり、それを取り上げたり、傷つけたりはしない。
 その人にとって大切な物だと分かるから。
 
 同じことで、一所懸命な人を見て笑ったり、ちゃかしたりする人は、一所懸命になったことがない人だ。
 そんなヤツらの言うことなんか聞かなくていい。
 そんなヤツらに関わってる暇はない。
 
 つまり、自分を大切にしろってこと。
 かけがえのない自分をもっともっと大事にしろってこと。

 自分中心でいい。
 それは、わがままじゃない。

 自分のために自分らしく生きればいいんだよ。ウン!
 
 

  

2号 迷惑をかけるな!  ◆ ◇ ◆  4号 今から準備をしろ!(女の子用) or !(男の子用)
 
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