自分らしく生きろ!!
さんざん悪いことをしてる悪ガキが、「本当のお前は、そうじゃないだろう。もっと、自分らしく生きろよ」とか何とか言われて、「せんせ〜」って改心すると、お涙ちょうだいの学園TVドラマができあがる。
多くの人々は、それを「良かった良かった」と思ってるんだろうけど、改心するのは一瞬で、ドラマの中で悪ガキが悪さをしてる時間の方が長いから、そっちの方が印象に残って、「こんな悪さがあったのか、今度やってみよう」等と考えるヤツがでてきても不思議ではない。
でもって、現実にはそいつらが改心するわけでもなく、悪だけが広まってしまう。
ドラマはあくまでもドラマ。
事件が起こらなければドラマにならないから、派手な事件を起こす。
「今日も平穏無事な日でした」というような警備員のお話は、ドラマにはならない。
ドラマは、すべてが非日常なんだ。
もちろん、ドラマに近いことは現実に起こるし、現実の方がおもしろかったりもする。
だけど、考えてもみてよ、毎日毎日ドラマみたいな現実じゃ、疲れてしまうだろ?
ドラマの中で改心するヤツってのは、悪ぶっているけれど「本当は良い人間だ」という前提がある。
その前提がなければ、ドラマにもならない。
悪いことをするのが大好きなヤツに、自分らしく生きられたら、まわりは大迷惑。
だから、いつもダラダラしていたいというような向上心のないヤツとか、根っから悪いヤツに向かって、「自分らしく生きろ」なんて、誰も言いません。
そこで、僕は君たちに問う。
自分らしく生きてるかい?
その髪型は君に似合ってるのか?
その服装は君を表しているのか?
そのアクセサリーは君を高めてくれているのか?
その仕草をするのは君の体か?
その言葉は君の口からでてくるのか?
今しか見えてないその目は君の目か?
何も考えていないその頭は君の頭か?
君が見せようとしているもの、君が聞かせようとしているもの、それらすべてが君か?
本当の君か?
自分らしく生きている君の姿か?
まわりの価値観に流されず、自分らしく生きるってことがステキなことだって知ってる?
そうやって生きるから輝いてくるんだってことが分かってる?
それが最高にカッコイイんだ!
僕らは、社会の中に生きているから、自分を押し殺さなくてはならないときがある。
誰だってそうなんだ。
それを社会のせいにしてはいけない。
俺は悪くないけど、社会が悪いんだなんて言ってるヤツは、100年前に生まれてたとしても、同じことを言うだろう。
自分をもっと見つめなきゃ。
自分という存在は、かけがえのないものなんだ。
誰にとっても、それは同じ。
この世に生まれてきた理由、生きている理由、そんなものが分からなくたっていい。
今、生きている。
今、存在している。
それが一番大切なこと。
自分の存在の代わりをしてくれる人は絶対いないんだ。
自分が自分らしく生きている。
ただそれだけで、じゅうぶんなんだ。
素晴らしいことなんだ。
このことが分かると、自分以外の人の存在の大切さも分かるから、他人を尊重できるようになるんだ。
例えば、ものすごーく大切にしているおもちゃがあるとする。
自分以外の人には、全く価値のないような物でも、自分にとっては、なくてはならないおもちゃ。
それを持っている人は、他人が持ってるおもちゃがどんなものであっても、それをバカにしたり、笑ったり、それを取り上げたり、傷つけたりはしない。
その人にとって大切な物だと分かるから。
同じことで、一所懸命な人を見て笑ったり、ちゃかしたりする人は、一所懸命になったことがない人だ。
そんなヤツらの言うことなんか聞かなくていい。
そんなヤツらに関わってる暇はない。
つまり、自分を大切にしろってこと。
かけがえのない自分をもっともっと大事にしろってこと。
自分中心でいい。
それは、わがままじゃない。
自分のために自分らしく生きればいいんだよ。ウン!
2号 迷惑をかけるな!
◆ ◇ ◆
4号 今から準備をしろ!(女の子用) or !(男の子用)
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