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アジのタタキ 夏休み特別号

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 もう夏休み?
 やっと夏休み?
 毎日緊張して7組の自分の席に座ってたあの頃から、時間はずいぶん流れたようです。
 
 本当に良いクラスだと思います。
 楽しそうに笑っている君たちが好きです。
 一所懸命になってる君たちが好きです。
 僕の話を真剣な目をして聞いている君たちが大好きです。
 
 僕が君たちを育てているわけじゃない。
 君たちは勝手に育っていくんだ。
 僕の言うことが総て正しいわけじゃない。
 だから君たち自身で判断しなければならないこともある。

 僕は思ってもいないことを言うのが嫌だ。
 だけど、言わなきゃならないこともある。
 それはしかたのないことなんだ。

 でも、とりあえず僕の口から出る言葉は、間違ってると僕が思っていることじゃない。
 ウソをつきたくないから、黙ってしまうことがあったとしてもね。
 
 君たちは良い仲間と巡り会いました。
 死ぬまで仲間でいられます。
 ステキな宝をお互いに手に入れたわけです。
 これは間違いありません。

 この意味は、20〜30年後に分かります。

 30年後、君は何をしているんだろう?
 仲間のために、将来、君は何をしてあげることができるだろうか。
 仲間のありがたさ、大切さを知る時が必ず来ます。
 ステキな仲間を手に入れた君は、そいつにとってステキな仲間でなくっちゃいけない。

 未来の自分が見えますか?
 未来の仲間が見えますか?
 
 僕自身は未来へ続く今を生きてます。
 だから、「あの頃は良かった」とか「もっと若ければ」とか、ほとんど考えたことがありません。
 今が苦しくても、今をどうするか。
 それが僕にとっての全てなのです。

 でも、もし今、僕が16歳で君たちと同じクラスなら、それも良いかなって思います。
 ステキな人生になるだろうってことが約束されてるも同然だから。
 だって、君らと一生、仲間でいられるんだぜ!

 けど、そうなったら誰が担任をするんでしょうねぇ。
 
 将来の仲間のためにも、今、自分が何をすれば良いのかをようく考えなきゃいけない。
 そうして、今、行動しなきゃいけないんだ。

 だけど、行動の前には、計画を立てましょう。
 まず、漠然と将来の自分のことを想像してみる。
 それをどんどん今に近づけてみる。
 50年後の自分。
 30年後の自分。
 10年後の自分。
 5年後の自分。
 3年後の自分。
 来年の自分。
 夏休み後の自分。
 明日の自分。

 今日の自分から明日の自分への変化は少しのことでしょうが、それが50年後にまでつながっていくのです。

 計画に変更はつきものです。
 今、考えることのできる計画で良いのです。
 計画は、今の自分と相談して決めるのです。
 分刻みの計画が好きならそれで良いし、何日までにはこれをしようというようなものでも良い。

 計画がしっかりしていて、計画通りに行動できれば、あせったり、不安になったりしなくてすむ。
 計画を立てて実行するという練習を、この夏休みに必ずやって欲しいと思います。
 
 やればできると思っている人がほとんどです。
 でも、やらなけりゃ何にもなりません。
 やればできると思うなら、今すぐにやれ!
 やれるというのも能力です。
 
 自転車にテントと寝袋をくくりつけて四国を一周してきたヤツがいた。

 ヒッチハイクで北海道まで行ったヤツもいた。

 テントも持たずにキャンプに行ってびしょぬれになってたヤツもいた。

 伊勢神宮まで歩いて行ったヤツもいた。

 すべては、やってみようと思ったからです。
 やってみようとすら思わなければ、そこからは何も生まれてこないのです。
 
 ステキな夏休みにしてください。
 そうして、9月に楽しい話を聞かせてください。
 
 
  

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