うそつきは 泥棒のはじまり
こどもの頃 しょっちゅう言われた
おとなだって うそつきじゃないか
おとなは うそをつくのに
どうして こどもに
うそをつくな と言うんだろう
うそをつくのは
ほんとうのことを 隠したいから
はずかしいことや
良くないことや
うしろめたいことを
うそをついて 生きていると
うそをつくことが 平気になる
だれかを だましているつもりが
自分自身を だましていることに
気がつかない
罪悪感も 感じなくなる
だから
万引きしても 平気になる
もっともっと
悪いことをしても 平気になる
うそつきは 泥棒のはじまり
うそつきは 悪の道への 第 一歩
あなたは だれからも
信用されないひとに なりたい?
うそつきは 信用されなくなる
だから
うそつきの まわりには
うそつきしか 集まらない
友だち(?)は みんな うそつき
いつも おたがいが
だまされるんじゃないかと
友だち(?)を
うたがって生きている
心が安らぐことなんてない
それが 幸せなはずがない
おとなは うそをつく
日本社会には
本音と建前もある
なぜ
おとなは うそをつくのか
それは うそには
ついていい うそと
ついてはいけない うそがあるから
それが わからないうちは こども
疲れていても 元気だ と言う
これも ついていい うそ
でも
心が疲れるほど
自分を だましちゃいけない
命がかかっているときは 例外
うそをついて 逃げていい
うそをついて 逃がしていい
命がけで うそを ついてもいい
でも
ついていいうそが あったとしても
うそをつかずに 生きられたら
それは すてきなこと なんだろうな