生命の教育研究所----今を生きるあなたに伝えたいこと

Contents

HOME 代表プロフィール 中学生・高校生のあなたへ 教員の方へ(教員を目指す方へ) 講演記録 ブログ

こちょこちょ 23号

イメージ写真

そこにバイクがあって
ガソリンと
アクセルを開け続ける 勇気があれば
どこまでも行ける
 
正確じゃないけれど
昔 こんなコピーがあった
 
その通りだ と
うなずいている自分がいた
何の疑問も 抱かなかった
 
35歳くらいだったか
たしかに 暑い日だった
広島までの片道は 約500km
何でもない距離のはずだった
それなのに 疲れ果てた
フルフェイスのヘルメットを脱ぐ前に
メガネを外すことすら 忘れていた
メガネが割れた
 
たかがバイクじゃないか
それなのに くじけそうだった
他人がどう思おうと 関係ない
自分にとっては 大事なことだ
勇気が欲しかった
 
1年後だったか
2年後だったか
高知をめざして アクセルを開けた
何のことはなく
一泊二日の旅は終わった
ほら 大丈夫じゃないか
まだやれる
 
45歳くらいだったか
バイクで走ることが
無性に不安になった
そこで
福岡の友人と会う約束をした
片道約800km
今までに 経験したことのない距離だ
未知の世界だから 挑戦する意味がある
けれど 走り始めてすぐ 不安になった
本当に行けるのか?
それでも アクセルを開け続ける
結局 予定より早く福岡に着いた
翌日 フェリーで帰るつもりだったが
あまりにも 朝が清々しかったので
そのまま走ってきた
もう大丈夫だ
 
こんなことは 何の自慢にもならない
1日に1000km以上走るやつ
徹夜で走り続けるやつなど いっぱいいる
自分をだれかと比べても しょうがない
自分は自分 それでいい
 
たいていは
一歩踏み出す勇気がないから
あきらめてしまう
そうじゃない
先の見えないことは だれだって不安なんだ
でも ほんの少しでいいから
勇気をだして
一歩踏み出してみようよ

 
 
  

22号 私が私であること  ◆ ◇ ◆  24号 幸せ
 
トップへ戻る

 

リンク

Copyright(C)2018 生命の教育研究所 all rights reserved.