生命の教育研究所----今を生きるあなたに伝えたいこと

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みかんのわ 夏休み特別号

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Part 1
 
夏だ! 夏!
あっつい夏だ!
どこを向いても
生命エネルギーが満ちあふれている

夏だ!
自分の体内深く
貪欲に
エネルギーを吸い込もう
 
<おべんきょう>
 新しいことを学んで、もう4ヶ月が経つ。
 今は理解できなくても、3年生になったら本気出して、受験前に復習すれば大丈夫なことは、絶対!!!ない。

 3年生になったら、新しいことを学びながら、受験勉強をするんだから、今より大変になるのに、1年の復習をしている暇などない!

 だ・か・ら、復習は、この夏休みにしておきなさい。

 俺は大学行かないから勉強はしなくて良いなどと思ってる君!
 もう、一生勉強することがないかも知れないから、なおさら今の内に、もっと本気ですべてを吸収しなさい。
 って、いくらアドバイスをしたところで、やるのは君たちひとりひとりのことだから、自分で考えなさい。

 あの時、もっと勉強しろって言ってくれれば良かったのに・・・などと、将来だれかに愚痴を言うことは許さない。

 自由でありたければ、自分の責任において行動しろ。
 

 以下に僕の独断と偏見に満ちあふれた意見を述べる。
 あやしいと思ったら、専門家に尋ねなさい。

 「学問に王道なし」ということは、肝に銘じておくこと。
 

@全教科一般@
 とにかく、教科書の習ったところすべてを読みなさい。

 教科書は、本当に良く作ってあって、読めば分かるようになっている。

 生意気な僕は、過去に、教科書よりも良い教科書を作ってやろうとして、挫折した。
 考えれば考えるほど教科書は、良くできていた。
 部分的に補足をするくらいで十分なわけだ。

 その補足を授業でやっていることになる。
 だから、授業を受けたところは、すんなり理解できるはずだ。

 とにかく、教科書を読め。
 できれば、習っていないところも全て読め。
 習っていないところが理解できなくても、夏休み以降、授業がどの辺なのかが分かることになる。

 その時の自分の位置が分かってて、先を見通して行動するということは、非常に大切なことなんだ。
 

#国語#
 学生時代、国語が苦手でどうしようもなかった。

 中間や期末考査は、範囲があるからそこそこの得点だったが、実力試験となると、からっきしダメだった。

 国語がダメだということは、中学校の時には、はっきり分かってた。
 中間や期末考査でたとえ満点を取ろうとも。

 なぜ実力がつかなかったのか。
 これは、はっきりしている。

 実力をつけるための勉強をしていなかったから。

 日本語は読めるから、何とかなるという甘えがあった。
 古典にいたっても、読めば雰囲気で分かると思ってた。

 大間違いだ!
 この間違いに気づいたのは、大学を卒業してから。
 如何せん遅すぎた。
 

 では、どうすれば良いのか。
 残念ながら、経験がないので、想像になるけど・・・現代文の場合、問題集を2冊ほど仕上げれば、実力アップ間違いなし。

 ただし、それはテスト対策であって、真の実力をつけるためには、さらに、文章を書くこと。
 これに尽きる。

 あらゆるテーマに対して、論文を書けばいい。
 きっちり文章が書けるようになった頃には、文章が読めるようになってるはずだ。

 だって、いろいろな文章を読まないと自分で文章が書けないし、自分で書けないことには、文章の意味が理解できないのだから。


 古典は、外国語と思って取り組むべし。

 だから、文法を覚えるのは、当然のこと。
 また、入試には、出題される範囲がかなり限定されているようだ。
 解釈がいくつかあるようなものは、絶対出ないし、出題する教授の趣味がかたよっていない限り、誰も知らないような文献からは出ない。
 

%数学%
 まず教科書を理解して、その後は、ひたすら問題演習をすること。

 たとえば因数分解なんて、「因数分解5000題」等の問題集をすれば、どんな問題でも解けるようになる。
 因数分解の苦手な者は、意地になってやるべし。

 入試のための数学は、暗記です。
 こんなものは、数学の本質からかけ離れているけれど、それについては、またいつか話すとして、入試のための数学について述べる。

 つまり、あの限られた短い時間内に、初めて見る問題を解くというのは、不可能に近い。

 数学の得点のいいヤツは、問題を見たときに、答えがおおよそ分かっている。
 その予想した答えになるように、式を導いていくわけだ。

 なぜそんなことができるかというと、初めて見る問題であっても、それまでにやってきた演習のどれかに類似しているから、その解き方を思い出せばいいんだ。

 だから、どれだけ演習の蓄えがあるかどうかで、数学の得点は決まる。
 

$英語$
 僕は、国語の実力が乏しかったから、英語もダメだった。

 文法問題やアクセントの小問ができたところで、長文が理解できなかった。
 単語力もなかったけど、単語をいくら知っていたところで、長文は解読できない。

 国語は苦手だけど英語は得意だという君。
 英語が伸びなくなる可能性が、なきにしもあらずです。
 なぜって、日本の英語のテストは、国語なんだから。
 

 高校の時の国語の実力テストで、文章中の漢字の読みを答える問題が出た。
 「だれそれは欠伸をした」というもので、この前のテストに出たようだから、君たちは、もう読めるはずだけど、僕は迷わず「けっしん」と書いた。

 絶対違うって確信があったけどね。

 僕の友人は、「欠伸」を鉛筆で塗りつぶして、そこに当てはまるのは、「あくび」しかないという結論に達した。

 英語の単語が分からないとき、このようなセンスが必要なのです。
 

 英単語を覚えることは、当然。
 文法を覚えることは、当然。
 しかもそれらは、例文と一緒に暗記すること。

 長文を速く読むためには、漢字を分解して見ないように、単語も一目で読むこと。
 できれば、2〜3語を一目で理解すること。

 英字新聞は横に読むんじゃない。
 縦に読むんだ。
 つまり、1行全てを一瞬で理解しなくちゃならない。

 単語を理解するのに、単語の最初からアルファベットを順に見て、単語の終わりに来ないとその単語を特定できない僕は、今でも英文を読むのに、恐ろしく時間がかかる。

 おまけに、単語力がなくなっているから、意味など理解できやしない。

 ほとんどの者が苦手とする長文読解を克服するためには、これまた、長文読解の問題集をいっぱいやって、長文に対する抵抗感をなくすことから始めよう。

 テスト対策としては、その長文に対する問題を読んでから、本文を読むこと。
 

 各教科の先生に勉強方法を聞きに行くときは、「これだけやりましたが、あとはどうすれはいいでしょうか」と言うように。

 決して、楽をする方法などを聞きに行かないように。
 そんなものは、ないんだから。

 それと、聞いたからには、たとえできそうもないことでも、一生懸命やってみること。

 聞いてやらないくらいなら、聞くだけ無駄です。

 健闘を祈る!
 
 
  

最終特別号  ◆ ◇ ◆  夏休み特別号 Part 2
 
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